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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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運用成果に大きく影響する?含み損の対処法を解説

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「含み損の対処法」という内容でお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 思うように資産運用の成果が出ていない方
  • 含み損の対処法を知りたい方
  • 株式投資初心者の方

コロナショック以降上昇が続いていた株式市場ですが、今年に入ってからは調整局面も多く、去年から資産運用を始められた方で「今年は思うように利益が上がっていない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今まで上昇相場しか知らなかった方からすれば、非常に辛い相場環境だと思います。

私からすれば、去年が特別だっただけなのですが「やっぱり投資は儲からない」というふうに感じて資産運用をやめたくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそういった方たちに向けて、自分の保有している銘柄が含み損になっている場合の対処法についてお話しします。

目次

含み損の対処法①
「投資スタンスの再確認」

投資を行う際、含み損は誰にとっても嫌なものですが、運用を始めたばかりの方(特に初心者の方)は含み損が出ると焦ってしまい正しい投資判断ができない場合があります。

こういったことを防ぐためには「どういった目的でその銘柄に投資したのか」という投資目的はっきりさせ、自分の運用スタンスは長期投資なのか、短期投資なのかしっかりと認識しておく必要があります。

この投資スタンスによって今保有している銘柄を「損切りするべきなのか」「何もしないのか」「むしろ買い増しするべきなのか」判断基準が分れます。

もともと長期運用を目的として資産運用に取り組んだのであれば、目先の上下動は気にする必要がないと考えています。
一方、短期的に利益が取れると考えて購入した銘柄であれば、損切りも短期的に行わなければいけません。

初心者の方がよくやってしまいがちですが、短期投資で購入したにも関わらず「含み損が出てしまったから長期投資に移行する」これが一番よくありません。

いわゆる「塩漬け」というものです。
長期投資に値する銘柄もしくは商品であれば問題ありませんが、一時的なニュースや話題性で購入してしまった場合は、短期的な目的での投資になりますので、その場合は速やかに撤退することをお勧めします。

よく資産運用には「シナリオが重要」とも言われますが「なぜこの銘柄を買うのか」「いくらになったら売却するのか」本来はそのシナリオを購入前に想定しておくことが大切です。

いざ利益が出たから、含み損が出たからその時々で一喜一憂して対応するのはお勧めしません。

長期投資であれば多少の含み損や利益が出ても保有しておくべきですし、短期投資の場合はチャートや一定のラインを引いて売買の判断をする必要があります。

損益額を気にしないというのは難しいですが、一度冷静になって、自分が運用を始めた本来の目的を改めて考えるようにしてください。

含み損の対処法②
「含み損の理由を確認する」

これは基本的なことではありますが、含み損にも主に2つの理由があると考えています。
それはその「保有銘柄以外の外部的な理由か」もしくは「その銘柄自身の内部的な理由か」という2つです。

外部的な理由

1つ目の外部的な理由とは、言ってしまえば全体が下がっているからそれに巻き込まれて保有銘柄が下がっているということです。特に昨年のコロナショックは典型的な例ですね。

株式市場には一定のサイクルがあり、上がり続けることもなければ下がり続けることもありません。
現在は特にグロース銘柄が下落していますが、これは全体的な流れから来ている値下がりになります。
長期投資でお考えの場合、この株式相場のサイクルというのは投資期間中に必ず影響を受けます。

この「外部的要因による下落だから含み損であっても全てキープしていて良い」というわけではありませんが、その投資銘柄自体の内容が特に変わっていないのであれば、当初想定した投資内容も変わっていないので損切りせずに保有しておいていいと考えています。

積極的に投資している場合は、この相場サイクルをうまく飛び移りながら銘柄入れ替えしても宜しいかとは思いますが、このサイクルを完璧に読み切ることは難しいと考えています。

当初から長期運用という目的で運用を始められたのであれば、基本的には外部要因に左右されず、従来の運用を続けられることをお勧めします。

内部的な理由

その一方で、内部要因つまりその銘柄自体の理由によって下落している場合は損切りすることを検討しましょう。

具体的には、その企業の成長を見込んで投資したにも関わらず、決算内容が想定通りに進捗していない場合や、将来の見通しに変更があった場合は、投資シナリオが変化していますので損切りして一旦手放すことを検討した方が良い場合もあります。

その他には配当目的で購入したにも関わらず、配当が減配してしまった場合や優待目的なのに優待がなくなってしまった場合、投資信託であれば運用担当者が変更になった場合などが売却の決め手になるかと思います。

まずはなぜ保有銘柄が含み損を抱えているのか、ご自身で損失の理由を把握しておきましょう。

その他の注意点ですが、SNSなどインターネットでの情報で「他の方がこれが良いと言っていたから」という情報を鵜呑みにして商品を購入した場合、購入理由などが明確になっておらず、売却や利益確定の出口が想定できていないため狼狽したりパニックになっている方を今まで多く見てきました。
誰かの意見を参考にする場合は、その人に相談できる関係が望ましいですね。

含み損の対処法③
「損益額に左右されない」

これは他の記事や動画でも定期的にお話ししていますが、損益の金額で売り買いの判断をすることはお勧めしません。

その商品や銘柄が含み益であろうと含み損であろうと、「現時点でフラットに見た場合に、その商品は買いなのか・売りなのか」という冷静な判断が非常に重要です。

あくまで含み益・含み損というのは、あなたの購入時からの差分であって現在の価格と何も関係はありません。

従来の投資シナリオとは特に変わりがなく、現時点でも買いだ!と思われるのであればそれは売る必要はありませんし、むしろ買い増しのチャンスかもしれません。
一方で冷静に判断して、今の値段で改めて考えてみて売るべきだと感じるのであれば、それは損切りする必要があります。

誰しも「いくら儲かった」「いくら損した」という損益額を基準で考えてしまうのは仕方ないことですが、損益ばかりに重きを置いてしまうと少ない利益でも早く利益を確定したいという思いで大きく利益を伸ばすことが出来ませんし、損を確定させたくないという思いで含み損をズルズル大きくしてしまうという人間の本能に引っ張られてしまいます。

長期投資で良い商品を保有されている場合はそのまま放置でも構いませんが、個別の株式投資などの場合で自分自身の思いのままに判断してしまうと「損切りができずに含み損が並ぶ」というような状況に陥ってしまいます。

まずは一度、損益額を無視してフラットな目線でご自身の保有銘柄見つめ直すようにしてください。

このままでも保有して問題ないのであれば損切りする必要はありませんし「損をしているから」という理由だけで持ち続けている銘柄は一度損切りしてリセットした方が良い場合もあるかと思います。

投資目的やスタンスによって正解は異なる

今回は「含み損の対処法」についてお話ししましたが、損切りするべきか、買い増しをするべきか、もしくはそのまま維持するべきなのか、人それぞれ投資の目的も投資のスタンスも違いますので一概に正解はありません。

ですが今回の内容に気をつけていただけると、ご自身の資産運用おいて大きな失敗は避けられるのではないかと思います。

まとめ

含み損の対処法まとめ
POINT
自身の投資スタンスを再確認する

「どういった目的で、どれくらいの期間を想定して資産運用に取り組んでいるのか」改めてご自身で確認するようにしましょう。
本来の投資目的や、運用スタンスから外れている銘柄は損切りを検討しても宜しいかと思います。

POINT
含み損の理由を確認する

保有商品が含み損を抱える場合、理由は主に2つあります。
それは「銘柄に関係ない外部的な要因なのか」「その銘柄自身の内部的な要因なのか」です。

株式市場には一定の周期でサイクルがありますので、全体の流れに巻き込まれてしまうのは仕方ないことです。長期運用の場合、その商品自体に特に変化がないのであれば、少し時間はかかるかもしれませんが保有を続けても問題はないかと思います。

その一方で、銘柄自身の理由によって当初のシナリオが崩れたのであれば、これは損切りの決定要因になるかと思います。
なぜ含み損になっているのか?その理由を確認するようにしましょう。

POINT
損益額に左右されない

誰しも含み益や含み損というものに一喜一憂してしまいますが、それはあくまであなたが購入した時点からの動きであり、それ自体は今の価格とは関係がありません。
損益額を一度無視してフラットにその商品を見て、今からでも買いなのか・売りなのか、冷静に判断するようにしましょう。

改めて判断して、”今からでも買い”と思えるのであれば、むしろ下落のタイミングは買い増しのチャンスかもしれませんし、やっぱり”売り”と思えるのであれば損切りしたほうがいいかもしれません。
損益額に左右されず改めてという商品を見つめ直してみましょう。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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