コンテンツ
三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
皆様に資産運用に関して、わかりやすくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
三好FAの資産運用チャンネル 登録者48,000人突破! YouTube

2021年後半・株価は大きく上昇する!その理由とは?

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「2021年後半に株価が大きく上昇する理由」というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 2021年後半の株式市場がどうなるか知りたい方
  • アメリカのテーパリング開始はいつ頃か気になる方
  • 日本株は総裁選や衆院選でどのような影響を受けるのか気になる方

「2021年後半株価は大きく上昇する」という内容で、 日本株・米国株ともに2021年の後半の相場展望についてお話ししていきます。
皆様の投資の参考になると思いますのでぜひ最後までご一読ください。

目次

米国株の相場展望

まずは、米国株の相場展望についてお話しをしていきます。

昨日8月27日に米国では今後の金融政策を占うジャクソンホール会議がオンラインで開催されました。ここではパウエル議長が今後の金融政策に対しての意見をお話しされていましたので、今回の発表内容をまとめていきます。

まず今非常に注目されている金融緩和政策の終了。
いわゆるテーパリングへの意見についてですが、テーパリングを開始するには2つの明確な基準が打ち出されています。

  • インフレ率が継続的に2%を上回ること
  • 労働市場の回復
インフレ率について

一つ目のインフレ率に関しては現状2%を大きく上回っており、この点だけを見ればテーパリングを開始するのは妥当な水準となっています。
むしろ上昇スピードが早すぎるため、バブルになることを危惧しています。

アメリカの失業率推移
2020年1月からのアメリカ失業率推移

その一方で雇用の回復に関しては6月、7月の雇用統計が大幅に改善されたことから見通しはかなり明るくなったと考えていますが、失業率は5.4%で回復はしているもののコロナ前までは戻っていないと見ているようです。コロナ前の失業率は3%代でした。
ですのでインフレ率と雇用回復のバランスを見ながら舵取りしていく必要があります。

加えて新型コロナデルタ株の感染も未だに継続しており、それらの影響を踏まえると今すぐに急激な引き締めを行うことはなく、様子を見ながらテーパリングに着手するという方針でFRBは議論しているとのことです。
ただし住宅価格が高騰したり、バブルの懸念を考慮すると年内のテーパリング開始には変わりないとのことです。

今回のジャクソンホール会議ではインフレ懸念から「テーパリングが9月に実行されるのではないか」という思惑が出ていましたが、今のところは緩やかに行っていくという方針で議論は勧められているようです。

初期段階としてのテーパリングは年内の開始という事で、見通しとしては9月のFOMCで具体的なテーパリング内容の発表、そして11月のFOMCでテーパリング開始というスケジュールが予想されます。

アメリカテーパリング時期予測

コロナ感染が極端に広がり、ロックダウンなどが起きれば更なるテーパリング開始時期延期も可能性としてはありますが、今のところそこまでの悪化はみられませんので11月のテーパリング開始説が濃厚とされています。

ただし今までもお伝えしました通り、テーパリング開始イコール暴落という事ではありませんのでその点はご認識ください。

現状の金融緩和策というのは「ゼロ金利政策」と「債券買い入れプログラム」の2つが大きな施策内容となっています。
ゼロ金利政策は、金利を0にすることによって市場に資金が回ることを目的としております。

もう一方の債券買い入れプログラムは、中央銀行が債券を購入することでそれと同額のキャッシュを市場に供給する施策です。そしてテーパリングの初期段階では、ゼロ金利政策は引き続き継続されます。

変更になるのは債券の買い入れの方で、その購入額を減らしていくという施策になります。
現状、FRBは毎月800億$、日本円でおよそ9兆円の債券を購入しており、この800億を100億ずつ減らしていくという内容です。

国債を減らすイメージ図

ですので今まで供給していた資金を徐々に減らしていくだけであり、その資金を引き上げるという訳ではありませんので、資金供給は今後も半年以上は継続することになります。

そして、その後金利の調整へ入っていくということになります。テーパリング終了で政策金利が急に引き上げる訳ではありませんのでご注意ください。

金利引き上げに着手するのはインフレ率を見ながらの判断となるかと思いますが、そちらは2年後の2023年と想定されています。その頃にはコロナも今より良くなっているでしょうし、過去の利上げ時期の株価推移をみても暴落とはなっておりませんので、今後も引き続き相場状況は良好な環境が継続すると見ています。

前回のテーリングの際の株価の値動きは、以下の記事にもまとめておりますのでご覧ください。

あわせて読みたい
FOMCテーパリングを踏まえて株式市場はどう動く?今後の戦略について 証券パートナーズの三好です。今回は「金融緩和終了で株式市場は暴落するのか」というテーマでお話しします。 この記事は、こんな方にオススメ 今後の株式市場暴落を気...

金曜日のジャクソンホール会見を受けて相場全体は上昇しており、特にグロース銘柄が上昇しておりましたので今後もリスクオンという事で米国株の値上がりが期待できるかと思います。

逆にインフレ率の推移を見ると物価上昇は既に出ていますので、アメリカを中心に徐々に日本にもその影響は出てくると考えています。むしろ投資していないと損をする、というような環境が今後も継続していくと見ています。

個人的には、テーパリングについての結論はほぼほぼ出揃ったと考えております。
「テーパリングの暴落に備えてまだ資金を眠らせている」という方は、そろそろ買い始めて宜しいかと思います。

日本株の相場展望

私としては、ここにきて日本株への期待が今まで以上に強くなりつつあります。
先週1週間は相場全体が回復し、日経平均株価も27,000円後半まで戻す展開となりました。

これはもちろん米国の相場回復に引っ張られたことが大きいですが、もう一つの「自民党総裁選」も大きな影響を及ぼしていると考えています。
少し政治的なお話になりますが、今回の自民党総裁選の結果によっては日本株は大きく上昇すると考えています。

まず細かい話をする前に、国内の選挙が相場に与える影響についてお話しします。

日本において選挙が及ぼす株価への影響

まずは以下の表をご覧いただきたいのですが、今までの衆議院選挙時の日経平均株価の推移になります。

過去の衆議院選挙後に株価は上昇傾向にある
衆議院選挙後、株価は上昇傾向にある

これはアメリカの選挙の際も同じ傾向がありましたが、選挙の年は株価が上昇傾向にあります。
理由としては次の経済政策への期待があるからとされています。ですのでまずは選挙自体は株にとっては悪くない、という事をご理解ください。

そしてこの衆議院選挙の前に、今話題となっている「自民党総裁選」ですね。まずはこちらから詳しく解説していきます。

政治の細かい部分は省いて説明するので、おおまかに、そういうものとして見てていただければと思います。

自民党総裁選

この「自民党総裁選」は自民党のトップを選ぶ選挙ですね。
日本には自民党だけでなく、立憲民主党や公明党、日本共産党など複数の政党があります。
その中でも一番規模の大きい自由民主党、いわゆる自民党のトップを誰にするのか、という選挙になります。もちろん今の自民党トップは菅総裁です。

そしてこの自民党総裁選に関しては『国民が直接投票する訳ではありません。自民党のなかで投票されて任命される』という流れになります。
今はその自民党の中でも、二階派とか麻生派とか複数の派閥があり、票が固まってしまっているという特徴があります。

自民党派閥
自民党派閥

少しお話しが変わるのですが内閣総理大臣、いわゆる国のトップがどのように選ばれるのかはご存知でしょうか?
簡潔に言うと、衆議院の中で一番議席の多い政党のトップがなるものとお考え下さい。

議席数グラフ
2021年8月時点の衆議院議席数

今は衆議院の議席数はこのようになっております。自由民主党、いわゆる自民党が衆議院の中で一番議席数を確保しており、自民党のトップが全体のトップとして内閣総理大臣に任命されている。というわけです。

お話しが戻りますが、今回「自民総裁選」となった経緯は菅総裁の満期がやってきたからです。
菅首相は、安倍前首相のピンチヒッターで変わっただけだったので、今後も首相を続けるにはもう一度自民党内で選ばれる必要があるわけです。そして今回その再選に向けて他の候補者が手を上げているという状態です。

なんとなく状況が把握できましたでしょうか。
では現在、総裁選に出馬を表明しているのがコチラの方々となります。

2021年・自民党総裁選に出馬表明している4名(2021年8月28日時点)
2021年・自民党総裁選に出馬表明している4名(2021年8月28日時点)

菅総理、岸田さん、高市さん、下村さんの4名が出馬表明しています。
この中から次の自民党のトップが選ばれるわけです。先ほども言いましたが、これを選ぶのは自民党内からということになります。

こればっかりはまだ見通しが不透明なのですが、ここで注目しているのは「高市早苗さん」です。
この方は奈良県から選ばれている国会議員で私の地元では有名な方なんですが、この高市さんが掲げている経済政策が素晴らしいんです。

一言では説明できないんですが、基本的にはデフレ経済からの脱却です。

というのも、日本経済が今まで世界から取り残されていた根本的な原因がデフレなんです。

日本とは違い、米国や欧州というのは物価が上がる国、インフレの国なんですね。物やサービスの値段が上がる、すると会社の売上が上がる、すると国民の給料も上がる、そして株価も上がる。
インフレの国ではこういった景気循環が起こります。

一方で日本では長期間その逆の動き、デフレスパイラルがおきていたわけです。

デフレスパイラルのイメージ
デフレスパイラルのイメージ

そのため他の先進国と比べても株価上昇率は低いですし、新興国にも追い抜かれていく訳です。
高市さんはその点にしっかりと触れられていて、その具体的な解決策についても言及されています。
細かい内容は以下のYouTubeでご確認ください。

【東京ホンマもん教室】7月10日放送・見逃し動画 緊急提言!令和の日本再生大戦略 ゲスト:高市早苗

その他の候補者の政策内容は、ほとんど具体性がなくて、個人的な意見としては唯一まともな人が「高市」さんという印象です。これは私の奈良県びいきも入っているかもしれませんので、皆さんは色々見たうえでご判断ください。

そしてこの自民党総裁選ですが9月末に決着が付きます。そしてこの決着がついた後に衆議院選挙が始まります。
これは私も含め、国民皆様が直接投票する選挙となります。

衆議院議員選挙

議席数グラフ

ここでは先ほどもご覧いただいた国会議員465名の選出を行います。
ですので、今回の自民党総裁選でもう一度、菅さんを自民党のトップにした場合、その次に控えている国民投票で自民党は議席を減らすと想定されています。

今回のコロナ対応の不満や、支持率の低下も顕著に出ていますから、それでも尚継続して菅さんを自民党は総裁として推すのかどうか、というところが焦点となっています。

色々長くなりましたが、自民党総裁選で菅さん以外の人、特に高市早苗さんが仮にトップになった際は、日経平均株価は30,000円を突破する可能性は充分にあると考えています。
米国を中心として、世界が金融引き締めを勧める中で日本は大規模金融緩和を打つことになりますから、その際は大きな上昇が見込まれます。

逆に、菅さん継続になった場合はどうかなぁ、と個人的に懸念しています。
あくまで仮説ですので様子を見ていく必要がありますが、もしかするともう一度アベノミクスに匹敵する経済政策が打ち出される可能性はありますので、その波にはぜひとも乗り遅れないようにしたいところですね。

まとめ

2021年後半に株価が大きく上昇する理由まとめ
POINT
米国株の相場展望

米国株はテーパリング議論が勧められるものの緩やかなペースでの施策が期待されており、資金を引き上げるわけではなく供給する資金量のペースダウンに留まりますので年末まで上昇傾向と見ています。

POINT
日本株の相場展望

日本については米国株に引っ張られるのは当然ですが、9月末の選挙によっては更なる上昇が期待できます。選挙動向にも注意して今後の相場を見ていきましょう。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

YouTubeでもご覧いただけます

あわせて読みたい
次の総理大臣は誰になる?上昇準備は整った!!日経平均は3万円突破シナリオ 証券パートナーズの三好です。今回は「雇用統計の振り返りと年末に向けた相場の見通し」というテーマでお話しします。 この記事は、こんな方にオススメ 2021年9月4日時...

個別相談も受付中!

IFA 三好 裕亮
  • 「60分×2回」の個別相談お申込み受付中
  • 「オンライン面談・ご来店・訪問」いずれかでのご相談
元証券マンが最適な資産運用プランをご提案!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SNS SHARE

この記事を書いた人

三好 裕亮のアバター 三好 裕亮 証券パートナーズ 代表

元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。

皆様に資産運用に関して、わかりやすくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!(プロフィール詳細はこちら

目次
閉じる