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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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投資信託はいつ買い増すのが正解?正しい買い増しタイミング

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「投資信託の正しい買い増しタイミング」というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 投資信託で資産運用をおこなっていて、買い増しタイミングを知りたい方
  • 暴落時にしか買い増しを考えていない方
  • 積立投資ってどうなのか?とお考えの方

投資信託の正しい買い増しタイミングですが、実際に既にいくつか投資信託を購入しているけどもまだ余裕資金があったり、もしくは保有している投資信託が下落してる場合に、追加で購入するタイミングはいつがいいのか?具体的に解説していきます。

目次

投資信託の買い増しタイミング①
「暴落時に購入する」

これは改めてお話するような内容ではないんですが、当然安い時に購入する方が運用成果は上がりやすいです。
ここで言う暴落というのは、2020年のコロナショックや2008年のリーマンショックなど、相場全体が20%ないしは30%以上下落したタイミングのことを言います。

周りがパニックになっているのをよそ目にリスクを取って追加で購入すると、反発に時間は少しかかりますが結果的にリスクに見合ったリターンを得られる可能性が高いです。

ただし、この暴落時に投資するというのは、2つのデメリットがあります。

  • 精神的に大きくストレスがかかる
  • 出現頻度が少ない

精神的なストレス

まず精神的なストレスという点ですが、2020年のコロナショックをもう一度思い返していただきたいです。
当時は世界の株価が3割以上下落し、投資信託も商品によっては4割以上下がる結果となりました。

しかも「二番底が来るぞ!」と言われている中でもう一度あのタイミングに遡って追加投資できたでしょうか?
そしてなおかつ、もし投資できたとしても持ち続けることができたでしょうか?

少し意地悪な質問になりましたが、多くの方が今の質問には「できない」もしくは「難しい」と答えると思います。
よほどの強い鋼のメンタルを持ってる人であれば別ですが、ごく普通の方であればあのような暴落時には非常に大きな精神的ストレスを受けると思います。

出現頻度が少ない

そしてもう一方の出現頻度が少ないというデメリットですが、これも言葉の通り「世界的な大暴落というのは数年間に一度」という頻度でしか起こりません。

2000年以降の世界的な株価暴落タイミング
2000年以降の世界的な株価暴落タイミング

実際に米国株のS&P500が短期間で20%以上、下落したタイミングは2000年以降で約4回となっています。
上のチャートの赤マルで囲っている部分ですね。

  • 2000年から2002年までのITバブル崩壊
  • 2008年のリーマンショック
  • 2018年の米中貿易摩擦
  • 2020年のコロナショック

これら4つの出来事によって、短期的な暴落は引き起こされました。
これらの暴落タイミングは規則性がなく、その時の情勢によって引き起こされます。

特に2008年のリーマンショック以降は約10年間、大暴落がなかったわけですから大暴落の出現頻度は高くありません。
ですので今回はあくまで買い増しタイミングという意味で「大暴落を狙う」というのは一つの選択肢です。

全くまだ投資を始めていないのに、この大暴落を待って運用をスタートしないというのは機会損失だと考えています。
そういった意味では、既に運用を始めていて追加の買い増しの場合に限定して大暴落を待つ、というのは一つの選択肢だと思います。

投資信託の買い増しタイミング②
「積立投資する」

積立投資と言うと一定期間ごとに投資する方法ですね。
これはあえてタイミングを狙わないという投資方法になります。

投資タイミングからは少し逸れてしまうかもしれませんが、そもそも相場の動きというのは誰も分からないわけで、将来上がることもあれば下がることもあります。
もちろん今までの歴史を見れば「今後も上がっていくだろう」という想定の元で運用するのですが、株価は上がるか下がるかのどちらかしかありませんので、下がった時の事を考えて備えることの方が重要です。

そういった意味で積立投資は上がった時の恩恵を受けることができ、なおかつ下がった時のカバーの役割を果たす投資方法です。

毎週もしくは毎月の一定期間で継続的に積立投資を行うことで精神的な負担も少なく、下落したタイミングでの保険のような効果を得ることができます。

どうしても「相場が下がった時」もしくは「保有している投資信託が含み損になった時」に、まとまった金額での追加投資をすると株式市場の上下に大きく左右されますので精神的な負担が大きくなります。

あらかじめ積立投資を設定しておくことで、逐一相場に気を張っておく必要が無く、運用状況を気にせず、精神的なストレスを感じず日常生活を送ることができます。

イメージとしては、企業の確定拠出年金や持株会などと同様で、普段は放ったらかしておいて、たまに増えてるなとか、減ってるな、程度のスタンスで運用に取り組まれるのが長期的に見て成果が上がりやすい投資方法だと考えています。

ですので上がった下がったの株式相場を常に見張っておくのではなく、上がっても下がっても積立投資でコツコツ買い増ししていくのが長続きしやすい買い増し方法だと考えています。

投資パフォーマンスの良かった人

ただここまで積立投資の素晴らしさについてお伝えしましたが、積立投資にもデメリットがあります。
それは時間がかかるということです。

例えばの話しですが、もし100万円余裕資金がある人が毎月5万円を積立投資した場合、その100万円を全額投資に回るまでには20ヵ月かかります。1年と8ヵ月ですね。

この「時間がかかる」という点を、一括投資や暴落待ち投資でカバーする必要があり、毎月の積立金額をご自身の資産・収入状況に応じて組み合わせて設計していく必要があります。この点は注意しましょう。

投資信託はどのように購入すればいいのか?

では今までお話しした投資信託の買い増しタイミングを考慮して「投資信託はどのように購入する必要があるのか」私なりの考えをお伝えしていきます。これはあくまで私の方針なので参考程度に聞いていただければと思います。

今まで全く投資していないという方の場合で、ある程度まとまった資金がある方は、最初に予算内で一定金額の一括投資を行うことをお勧めします。

  1. 最初に一括投資をした上でプラスαで積立投資を設定します。
  2. 次に一括投資した商品と同じ商品を毎月積み立てていきます。

積立金額のイメージとしては、一括投資の金額に対して毎月1%以上の積立投資が理想です。
一括投資分に対して年間で12%の積立になります。まずは基本ベースはこのやり方で固定します。

ポイントは、この一括投資と積立投資に関しては株式相場を特に考慮しません。

もちろんどの商品に投資するかによって多少考え方は異なるのですが、長期運用で取り組む場合は過敏に相場に注意したりはしません。

一括投資と積立投資の組み合わせで、互いのデメリットをカバーします。
もちろんこれだけでも充分なのですが、さらに加えて暴落時に追加投資も備えておきたい場合は、その追加投資分を現金で確保しておく必要があります。

簡潔に言うと、まずは一括投資と積立投資を同じ投資信託で同時にスタートして、加えて暴落時の備えを現金として置いておくという管理方法です。

ただこの金額や何の商品で運用するのかというのは、その方の資産状況や年齢、リスクを取れる幅によって変わるので一概には答えは無いのですが、その点はご自身で調整されたうえで参考にしていただければと思います。

まとめ

投資信託の正しい買い増しタイミングまとめ
POINT
暴落時に購入する

安く購入できれば儲かる可能性は当然高まります。
ただ出現頻度は多くないので、その点を考慮して機会損失にならない程度に備えておきましょう。
その他「言うは易く、行うは難し」という言葉があるように、いざ暴落が起きた時にイメージ通りできるかというとそうはいかないので、そういった精神面も含めて資産運用に取り組みましょう。

POINT
積立投資する

敢えてタイミングを分散させることで、上がっても下がっても恩恵を受けやすい投資方法です。
ただし時間がかかってしまうので、一括投資と組み合わせて資産運用に取り組まれるとよろしいかと思います。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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