コンテンツ
三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
皆様に資産運用に関して、わかりやすくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
三好FAの資産運用チャンネル 登録者48,000人突破! YouTube

日本一の投資信託からファンド選びを学ぶ

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「日本で一番儲かっている投資信託とファンドの選び方」というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 投資信託の選び方を知りたい方
  • インデックスファンドとアクティブファンドの違いを知りたい方
  • 有名という理由だけで投資信託を選んでいる方

今回は、意外と皆様が知らないであろう「日本一儲かっている投資信託」についてお話ししていきます。
最近、YouTubeでは「投資信託ならコスト重視でインデックスファンド一択だ!」みたいな風潮があるかと思います。

これに関しては今まで私自身の考えはYouTubeであまりお話ししておらず、そういう時代の流れなのかなぁなんて思っていたりもしたのですが、個人的にはアクティブファンドもそれ相応の魅力がありますし、コストに見合った運用成果が期待できるのであれば、インデックスだけでなくアクティブファンドも資産に組み入れるのも一つの選択肢だと考えています。

いろんな選択肢があってそれを分かった上で、あえて「S&P500」や「TOPIX」などのインデックスファンドを選んでいるのであれば否定するつもりはありませんが、ただ何となく投資系ユーチューバーの方のお話を鵜呑みにしてインデックス一択にするのはもったいないと考えています。

今回は賛否両論あるかと思いますが、アクティブファンドについてお話ししていきたいと思います。

目次

日本一儲かっているアクティブファンド

では早速ですが、日本で一番儲かっている投資信託についてご紹介します。

それはアセットマネジメントoneが運用している「DIAM 新興市場日本株ファンド」という投資信託です。

意外とこの商品を知らない方は多いと思います。
2007年から運用が開始された商品で、今現在の基準価格は約12万円です。

DIAM 新興市場日本株ファンド
DIAM 新興市場日本株ファンド

2007年の販売当初から分配金を再投資して、もし今まで保有していた場合、投資金額は約23倍になっています。
おそらく日本で取り扱っている投資信託の中ではダントツの運用成績だと思います。もちろんこの投資信託はアクティブファンドであり、この運用成果はインデックスでは達成できないでしょうね。

ちなみに先にお伝えしておくと、残念ながらこの投資信託は今現在新規の方がお買付することはできません。

既に昔買って、今でも保有されている方の運用は続いているのですが、新規申し込みはストップしている状態です。
ただし、今回はこのファンドの特徴などを掘り下げて、今後の投資信託選びに活かしていただきたいと思います。

そこでまず基本的なお話ですが、インデックスファンドとアクティブファンドの違いについて改めて解説していきたいと思います。

インデックスファンドの特徴

まず皆様がよく言うインデックスファンドについてですが、こちらは「ある指数に連動した投資信託」のことを言います。
どの指数に連動しているかはその商品によって異なります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
画像引用:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

例えば最近話題の「eMAXIS Slim米国株式」という投資信託。

こちらはインデックスファンドですが、この投資信託は「S&P500」という米国株の指数に連動しています。

S&P500に連動するという商品なので、言ってしまえばファンドマネージャーが「あの銘柄がいい、そしてこの銘柄がダメ」というような恣意的な銘柄選定は行われません。ただS&P500に連動するだけです。

たまに勘違いされる方がいらっしゃるのですが、S&P500とかTOPIXという指数はあくまで指数であり、S&P500を直接買うということはできないんですね。
S&P500と同じ動きをするインデックスファンドに投資するしかありません。

そしてインデックスファンドごとに基準にする指数は異なります。
eMAXIS Slim米国株式は、S&P500を基準にしているという運用商品です。

そして投資信託のこの基準にする指数のことを言い換えて「ベンチマーク」とも言います。
ですので改めてeMAXIS Slim米国株式のベンチマークはS&P500ということになります。

そしてインデックスファンドで同じ指数をベンチマークにしている商品であれば、基本的に運用成果に大差はありません。
例えば、eMAXIS Slim米国株式と、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド。

eMAXIS Slim米国株式とSBI・バンガード・S&P500
画像引用:eMAXIS Slim米国株式、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド

この2つの商品は、両者ともS&P500をベンチマークにしており、S&P500に連動するように運用されています。
ですのでこの2つの商品は、コスト面以外の違いはほとんどありません。

私が投資信託を提案する場合は、純資産額などをもろもろ見た上でお話ししますが、皆様がネットでインデックスファンドを注文する分には、そこまで気を付ける必要はないかと思います。

少し長くなりましたがインデックスファンドとは、それぞれのベンチマークに連動した投資信託のことを言います。
それ以上でもそれ以下でもありません。

あわせて読みたい
意外と知らない!インデックスファンドを購入する際の注意点 証券パートナーズの三好です。今回は「インデックスファンドを購入する際の注意点」というテーマでお話しします。 この記事は、こんな方にオススメ インデックス型の投...

アクティブファンドの特徴

アクティブファンドに関しては、ざっくり言うと決まったルールはありません。

よく投資関係の本では、S&P500やTOPIXなどのベンチマークよりも上回る運用成果を目指す投資信託のことを言う。

という風にも書かれていたりしますが、これも正式に決まっているわけではありません。
一番の目的は資産を増やすことですが、その運用方法は商品や運用会社によって様々です。

ひふみプラス交付目論見書
画像引用:ひふみプラス

例えばアクティブファンドの有名どころである、ひふみプラスを取り上げると、こちらの商品の運用方法は、

  • 国内外の上場株式を投資対象とし、割安と考えられる銘柄を選別して投資します。
  • 加えて状況に応じて株式の組入比率を変化させます。

というような運用方法になっています。

ひふみプラスの特色

つまり「国内海外問わず、運用会社が安いと判断した銘柄に投資して、状況によっては現金に戻したりしてリスクを落とすこともありますよ」という運用方法になっています。
これがひふみプラスの運用方法、投資ルールですね。

この商品は特にベンチマークも設定していません。
もちろん日経平均株価やTOPIXに比べてどれくらい増えているのか・減っているのかということは意識しますが、あくまで運用会社が決めたルールで運用する商品なんですね。

インデックスファンドのように何かに連動するわけではなく、運用会社が決めた基準で銘柄を入れ替えながら運用していきます。
語弊があるかもしれませんが、解釈によってはどのように運用してもいいというのがアクティブファンドです。

ただ、結果がついてこないとお客様のご資金をお預かりできませんし長く運用を続けることができません。
それぞれの投資信託が、運用会社ごとに運用していくのがアクティブファンドの特徴です。

ですので運用方法が自由な分、アクティブファンドの中にはインデックスを大きく上回るような優秀な商品もあれば、支払っているコストに見合わない質の悪い商品も多くあります。

私が個人的に精査した場合、これであればお客様に提案していいかなと思えるアクティブファンド・投資信託は、日本で販売されている投資信託およそ6,000種類のうち約10種類くらいだと考えています。

そういった考えもあって、今までインデックス・アクティブどっちがいいという話はしてきませんでした。

本音を言うと、自分で選べる人であればアクティブファンドも選んでいいというのが個人的な感想です。
ただし細かいところまで見て投資信託を選ぶのが難しい場合は、インデックスファンドにされるのが無難かと思います。

アクティブファンドの選び方

インデックスとアクティブをご理解頂いた上で、将来性の明るいアクティブファンドの選び方についてお伝えします。

投資信託選びのポイント①
「投資対象を見る」

具体的には、その投資信託が何に投資する投資信託なのか見るようにしましょう。

  • いろんな商品に分散投資するバランスファンドなのか
  • 高配当の銘柄に投資しているファンドなのか

というように、それぞれいろんな特徴がありますので、投資対象は必ず確認するようにしましょう。

今回は具体的な商品名の言及は避けますが、基本的に長期運用ではグロース銘柄に特化している投資信託の方が運用成果は上がっています。
最初にご紹介した DIAM 新興市場日本株ファンドも日本のグロース銘柄に特化した投資信託です。
時間とともに企業が成長して、それに伴う形で株価も上昇しているということです。

ただ、グロース株投資は長期運用では成果が上がりやすいですが短期間で見た場合、その時その時のトレンドや流行りの商品の方が上昇していることはよくあります。

直近1ヶ月の投資信託のリターンランキングを見るとこのようになっています。

順位ファンド名会社名カテゴリーリターン
1位NYダウ・トリプル・レバレッジ「愛称:3σ」大和株式ブル型15.99%
2位日本製鉄グループ株式オープンアセマネOne国内中型バリュー15.96%
3位UBS 地方銀行株ファンドUBS国内中型バリュー12.66%
4位利回り株チャンス米ドル型(年4回決算型)大和国内大型バリュー12.66%
5位米国インフラ・ビルダー株式ファンド(H無)大和国際株式・北米(F)12.63%
2021年4月・直近1ヶ月の投資信託リターンランキング

ベスト5を表記していますが、直近1ヶ月にグロース銘柄のファンドは入っていません。
短期的な運用成果はトレンドや相場環境に左右されますので、グロースであれば今すぐ儲かるというわけではありませんのでその点はご注意ください。

長期運用でのお考えの場合は、グロースに特化したファンドを入れるようにしましょう。

投資信託選びのポイント②
「運用成績を見る」

投資信託を選ぶ際に特に注意していただきたいのが運用成績です。

投資信託の運用成績は、どの銘柄をファンドに組み入れるか、もしくは銘柄を外すのか。
この銘柄選定によって運用成績は大きく変わります。

言ってしまえば基準価額が上がっている投資信託というのはこの銘柄選定が上手なんですね。

逆に基準価格が長期的に下がっているのは、銘柄選定が下手ということになります。

その投資信託の銘柄選定を行っているのが運用会社、具体的にはファンドマネージャーになります。
投資信託では、この銘柄選定が上手なファンドマネージャーに運用を任せた方が運用成績は上がりやすいです。

なので、その投資信託の運用成績、ファンドマネージャーの実績を考慮した上で商品を選ぶようにしましょう。

投資信託選びのポイント③
「知名度や人気で選ばない」

これは過去にもお話ししていますが、投資信託選びにおいて「みんなが買っている = 運用が上手」とは限りません。
もちろん人気が高くて運用成果も高いという商品もありますが、全部が全部そうではありません。

あわせて読みたい
儲かる投資信託の選び方!人気商品にダマされるな! 証券パートナーズの三好です。今回は「儲かる投資信託の選び方・人気商品にダマされるな」ということでお話しします。 この記事は、こんな方にオススメ 投資信託の選び...

少し気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれませんが、私は「みんなが持っている商品 = 金融機関が積極的に推奨した商品」だと考えています。金融機関の窓口で一斉にお勧めするから多くの人が保有しているんですね。

例えば最近多くの方から名前を聞く商品があります。

未来の世界(ESGコース)
画像引用:未来の世界(ESG)

それが「未来の世界(ESGコース)」という商品です。

これはみずほ銀行、みずほ証券ともに、この投資信託を猛プッシュした商品ですね。

商品の良い悪いは置いておいて、この投資信託は純資産額が現在約1兆円になります。

あまりピンとこない人も多いかと思いますが、これは非常に大きな数字で日本で販売されているアクティブファンドは中では異例の規模になります。

ただ販売したタイミングが良かったこともあり、大きく損をしている方はいらっしゃらないと思います。

この商品の良し悪しは、今後の運用成果によって明らかになっていると思います。

その一方で、日本で一番儲かっている投資信託「DIAM 新興市場日本株ファンド」の純資産額は、なんと約170億円となっています。未来の世界の約1/50の純資産額ですね。

この商品はもう新規購入ができないので、新しく資金が入ってこないという理由がありますが、それにしても大きく差が開いています。

この商品に限らず「運用実績が素晴らしいのに世の中にはほとんど知られていない」という商品は意外に多くあったりします。

そしてそういった商品は大手金融機関では販売しておらず、ネットやIFAを経由しないと買い付けできないというものも多々あります。

まとめ

日本で一番儲かっている投資信託は「DIAM 新興市場日本株ファンド」です。
国内のグロース株に特化しており、2007年からの運用成果はなんと23倍です。

今後の投資信託選びのポイントまとめ
POINT
投資対象を見る

何に投資しているのかしっかり把握しましょう。

POINT
運用成績を見る

優秀な投資信託はファンドマネージャーも優秀なことが多いです。
過去の実績は確認するようにしましょう。

POINT
知名度や人気で選ばない

運用成績と知名度は比例するわけではありません。
「みんなが持っている」は、投資信託選びでは無視しましょう。

是非、納得する投資信託を選んでみてください。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

YouTubeでもご覧いただけます

個別相談も受付中!

IFA 三好 裕亮
  • 「60分×2回」の個別相談お申込み受付中
  • 「オンライン面談・ご来店・訪問」いずれかでのご相談
元証券マンが最適な資産運用プランをご提案!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SNS SHARE

この記事を書いた人

三好 裕亮のアバター 三好 裕亮 証券パートナーズ 代表

元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。

皆様に資産運用に関して、わかりやすくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!(プロフィール詳細はこちら

目次
閉じる