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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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バランスファンドを買ってはいけない理由3選!おすすめしない投資信託とは?

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「バランスファンドを買ってはいけない理由3選」という内容でお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • バランス型投資信託を買っている方
  • バランスファンドに興味のある方
  • バランスファンドのデメリットを知りたい方

「バランスファンド」とは、あなたにとってどのようなイメージでしょうか?
その名の通り、投資資金を上手く配分して良い感じに運用してくれる印象がありますよね。

国内の金融機関で販売されている商品では、「ファンドラップ」「東京海上・円資産バランスファンド(円奏会)」「投資のソムリエ」この辺りがバランスファンドの有名どころではないかと思います。

当社にご相談いらっしゃるお客様でも、金融機関でお勧めされて購入したという方も多いです。
ですが、これらのバランスファンドは残念ながらお勧めしていません。今回はその理由を具体的に解説していきます。

目次

バランスファンドとは

バランスファンド(バランス型投資信託)というのは株式や債券、不動産など違う種類の資産に分散投資しており、相場状況に応じてその投資比率を変更するファンドのことです。

具体的な運用方法はファンドによって異なるので決まった形は無いのですが、1つの投資信託でいろいろな資産に分散投資されているのが特徴です。
参考に、日本で販売されているバランス型の投資信託で純資産が大きいベスト5がこちらの商品になります。

スクロールできます
順位ファンド名純資産額
1位東京海上・円資産バランスファンド(毎月)『愛称:円奏会』6300億円
2位投資のソムリエ5170億円
3位財産3分法F 毎月分配型『愛称:財産3分法ファンド』3590億円
4位スマート・ファイブ(毎月決算型)3570億円
5位円資産バランスファンド『愛称:円奏会(年1回決算型)2760億円
純資産の大きいバランスファンド

1位と5位には先ほどご紹介した東京海上・円資産バランスファンド円奏会がランクインしていますね。
しかも1位は毎月分配型ですからこれまたタチが悪いですね。
そして2位が投資のソムリエ、3位が財産3分法ファンド、4位はスマート・ファイブ、5位が円奏会の分配金なしという状況です。

これらの商品を保有されている方は多くいらっしゃいますし、ファンドラップも合わせると非常に多くの方がバランス型の運用商品で投資していることが分かります。
一見、分散投資されていてなんとなくバランスが取れていそうな商品ですが、実際にはデメリットがいくつもあり基本的に私は推奨しておりません。

バランス型ファンドを買ってはいけない理由①
「自分で投資比率が決められない」

基本的にバランスファンドというのは、その投資信託が決めたバランスで「株に何%、債券に何%、不動産に何%」という比率で投資を行っていきます。

ただ実際、投資方針やリスクに対する考え方というのは人それぞれだと思います。
「リスクを低く安全に運用したい」という人もいれば「リスクを取ってでも積極的に増やしたい」という方もいらっしゃいます。

本来、資産運用では人それぞれの考えに合わせて、何に投資するのかをオリジナルで組み合わせるべきであって『バランスが取れてるからこれ一つでOK』というものではありません。

このバランスは何を基準に決めてるのか運用会社次第ということです。
例えば、日本で一番売れている「円奏会」の運用方針を確認すると、各資産の配分比率は「日本債券 70%・日本株式 15%・日本REIT 15%」となっています。

バランスファンド円奏会の基本資産配分比率
バランスファンド円奏会の基本資産配分比率

これが基本的な比率で状況によって割合を変化させるようになっています。
ですがここで言いたいのは、この70:15:15の比率というのは何か根拠があるわけでもありませんし、全員にベストな比率とは限らないということです。

なぜこの投資比率を重視するかというと、運用成果の8割は投資比率で決まると考えられているからです。
日本株に何%、外国株に何%、債券に何%という投資比率を決めた時点で8割決まるということです。残りの2割はいつ買うのかというタイミングだったり、各投資先の個別銘柄の違いです。

この考え方は「現代ポートフォリオ理論」ともいわれるのですが、「長期で見た場合は投資の比率で運用成果の大半が決まりますよ」という考え方ですね。

簡単に言うと、トヨタを買おうがUFJを買おうが、下がるときはみんな下がるし上がるときも一緒。
その個別の違いよりも、株に何%、債券に何%という投資比率が全てを決めるということです。
それくらい投資の比率は大切ですよ!ということです。

ただその割合が画一的に決められてしまっているバランスファンドでは、その人に合った運用ができません。ということです。

みなさん、自分の考えに合ったバランスで投資を商品を選んで運用するようにしましょう。

バランス型ファンドを買ってはいけない理由②
「コストが割に合わない」

基本的に投資信託のコストというのは、高い安いも大切ですが、それ以上にコストに見合った運用なのかということが重要です。
そういう点ではバランスファンドの場合はコストが見合っていないことが多いです。

なぜバランスファンドのコストが割に合わないかというと、1つは国内債券へ投資しているからです。

バランスファンド円奏会の基本資産配分比率
バランスファンド円奏会の基本資産配分比率

再度紹介しますが、先ほどの東京海上・円資産バランスファンド(円奏会)では、運用の7割が国内債券に投資されています。国債や社債ですね。

この国内債券の利回りですが、現在低金利の影響でほとんどリターンが得られない状況です。
言ってしまえばこの7割の国内債券の部分はほとんど増えないということになります。

ただこのファンドにかかる1年間の運用管理費用は、税込み0.924%となっています。
ほぼ増えない債券部分に毎年約1%支払っているのはとても勿体ないと思いませんか?

これは私個人の考え方になりますが、基本的に個人運用の場合、債券を投資信託で運用するのはおススメしません。

投資信託を通すと管理費用などが発生してしまいます。株式中心のファンドはそれに見合った運用が期待できますが、債券ファンドはコストによって利回りが大きく低下してしまいます。

なので、この債券に投資している部分が割に合わない部分としてマイナスになってしまいます。
円奏会でいうと、ほぼ残りの3割(日本株式・日本REIT)だけが機能しているような状態です。

つまり国内債券が入っている部分が多いほど割に合っていないのでお勧めしていません。
ちなみに債券の場合はファンドではなく、債券そのものを購入することをお勧めします。そちらの方が年間の管理費用などかかりませんし、物によっては良い条件の債券もありますので探してみてください。

バランス型ファンドを買ってはいけない理由③
「特化した運用ができない」

色々なアセットに投資しているバランスファンドというのは、飲食店でいうファミレスみたいなものです。
いろんな料理を置いていますけど、1つ1つが一級品かというとそういう訳ではありません。フランス料理、中華料理、日本料理など、美味しさを求めるならその専門のお店にいきますよね。

それと同様に世の中には「日本株だけに特化した商品」「米国株だけに特化した商品」「それぞれのエキスパートが専門的に運用している商品」というのがあります。

しっかりと商品が選べてご自身で組み合わせることができるのであれば、自分自身のポートフォリオに合わせて運用されることをお勧めします。

言い方が難しいですが、あえて手数料を支払ったうえでファミレスに行く必要はないと思います。実際は多くの方がそういった認識がないまま運用しているんですよね。

まとめ

バランスファンドを買ってはいけない理由3選まとめ
理由
投資比率を自分で決められない

「何に」「いくら投資するのか」という資産配分は運用成果に大きく作用します。
自分のバランスは自分で決めてそれに応じた商品を組み合わせるようにしましょう。

理由
コストが割に合わない

特にバランスファンドの中に入っている国内債券の部分は無駄に費用が掛かっているとお考え下さい。
安定的に運用したいなら債券そのものを購入するか、現金で保有しておかれるとよいかと思います。

理由
特化した運用ができない

バランスファンドはファミレスのような位置づけです。
より特化した商品で運用成果を上げられることをお勧めします。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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