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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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60代の悲惨な貯蓄格差!今からできる老後準備と資産運用

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「60代の悲惨な貯蓄格差・今からできる老後準備」というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 老後に備えて今からできることを知りたい方
  • お金に関する老後準備を知りたい方
  • 50歳以上で資産運用をまだ初めていない方

本日のテーマは、投資というよりもファイナンシャルプランナーとして貯蓄に関するお話をしていきたいと思います。

最新の調査データを基に、現在の60代の方の平均的な貯蓄額を見ていきながら、今後どのようにすればいいのか?「今からできる運用方法」について解説していきます。

目次

60歳の貯蓄格差とこれからの老後準備

早速ですが、今回参考として確認していくデータは、PGF生命がインターネットで60歳の男女2,000名にアンケート調査を行ったものを元にお話ししていきます。
今回の調査で確認された「60歳の貯金額」というのは以下のようになっています。

PGF生命:60歳の男女2,000名に貯蓄額のアンケート調査
PGF生命:60歳の男女2,000名に貯蓄額のアンケート調査

水色のグラフが昨年2020年で、そして紺色のグラフが今年2021年のデータになっています。
2021年のデータを大まかにまとめると以下のようになります。

60歳時点での貯蓄額

  • 100万円未満 25.0%
  • 100万円~300万円 10.7%
  • 300万円~500万円 4.7%
  • 500万円~1,000万円 12.2%
  • 1,000万円~1,500万円 10.6%
  • 1,500万円~2,000万円 3.4%
  • 2,000万円~2,500万円 7.8%
  • 2,500万円~3,000万円 1.1%
  • 3,000万円~5,000万円 7.5%
  • 5,000万円~1億円 8.4%
  • 1億円以上 9.0%

皆様の貯蓄額はどこに当てはまるでしょうか?

そこでまずこのデータを見て驚くべきことですが、「貯金が100万円未満」という方がコロナの影響もあって昨年の20.8%から今年は25.0%に大きく増加しています。
約60歳の4人に1人が100万円も貯金がないという現状なんですね。これは今後の事を考えるとかなり大変です 。

そしてもう1つ注目するポイントですが、「資産1億円以上」の人も昨年の7.3%から9.0%に増えています
隣の「5,000万円~1億円」という方も8.0%から8.4%に増加しています。

この両極端の数字を見ることによって何が分かるかと言うと、コロナで苦しんでいる人が増えている一方で、同時期に資産を大きく増やした60歳も同様に増えているということです。
言葉を選ばずに言いますが、貧しい人はさらに貧しくなり、豊かな人はさらに豊かになっています。これは格差が開いているということです。

この両者の違いはどこで発生しているのかと考えると、おそらく資産を投資に回しているか回していないかの違いだと考えます。

普通に考えれば、去年のコロナで金銭的にはマイナスの影響の方が大きかったと思います。

ただしその中でも資産が増えているということは、おそらく株式や投資信託などで運用利益が発生したこと、その他コロナならではのビジネスで成功した、そういった要因が考えられます。
リスクを取ったものと取らなかったもの、そこでの違いが資産への影響を及ぼしていますね。

老後2,000万円問題

以前、問題になった『老後2000万円問題』
この2,000万円に満たない人たちはどれくらいいるのでしょうか。

PGF生命:60歳の男女2,000名に貯蓄額のアンケート調査
PGF生命:60歳の男女2,000名に貯蓄額のアンケート調査

これは合算すると66.9%ほどになります。半分以上の人が足りない計算になりますね。

そもそもなぜ2,000万円が必要なのかというお話をすると、これは総務省の調査に基づいて計算されており、老後に夫婦で生活を送ろうとした場合「平均すると毎月約27万円程度が必要」とされています。

もちろんこれは人によって生活水準など様々ですので一概には言えませんが、あくまで平均として毎月27万円。ちなみに豊かな老後生活には35万円が必要とされています。

そして老後にもらえる年金が、世帯平均毎月20万円程度とされています。
これに関しても個人差がありますのであくまで平均値です。

老後2000万円問題の説明

そう考えると毎月27万円の支出に対し、20万円の収入しかありませんので、月々で計算すると7万円の出費になるという計算になります。1ヶ月7万円の赤字で切り崩さないといけません。
これを1年間で計算すると7万円×12ヶ月=年間で84万円の赤字という風になります。

老後2000万円問題の説明

1年間で84万円ですから、これを10年にすると840万円の赤字。
そして日本人の平均的な寿命を考えると80代後半であり、60歳以降25年以上生きていく可能性があるわけですから、それを25年で計算するとざっくり2,000万円が赤字になるという計算です。

老後2000万円問題の説明

ただこれはあくまで平均値ですし、これよりもたくさんお金を使う方も、逆に使わないという方もいるかと思います。
個人差が発生しますので一概には言えませんが、病気のリスクや最終的には介護施設のお世話になるということも考えると、2,000万円以上は貯蓄があるに越したことはないと思います。

ここまでの全体像を把握した上で、今ご自身がどのようなポジションなのかを参考程度に確認していただければよろしいかと思います。
では貯金額を確認した上で、続いて今後おこなっていくべき老後準備について解説します。

老後準備①
「基本的なお金の勉強」

これは本やインターネットを使って「お金について最低限の勉強をする」ということです。
細かいところまでは勉強しなくても良いのですが、最低限のことをわかっていないと、いざ運用を始めようと考えた場合に甘い言葉に誘われて、それこそ詐欺に引っかかったり騙されてしまう可能性があります。

基本的なことさえ押さえておけば「そんなうまい話はない」という判断基準ができるので、騙されたりする可能性は低くなるのですが、たまに YouTube とかでも流れている怪しい広告や100万円で配当金生活ができる!とか、そういった馬鹿げた話には乗らなくなるので最低限のマネーリテラシーお金の知識はつけるようにしておきましょう。

そういった点で私の記事やYouTube動画を参考にしていただけると嬉しいなと思います。
ただくれぐれも、すごい細かい話まで理解する必要はありませんので、本屋に並んでいるような基本書を一冊読まれるとよろしいかと思います。

老後準備②
「生活コストの見直し」

生活費を見直す順番としては、毎月かかってくる固定費の見直しから取り掛かってください。
食費とか雑費とかそういった細かなものを見直す前に「生命保険」や「携帯料金」、そのほか「定期購読しているようなもの」自分が何もしなくても「お金が一定数出ていくもの」何気にこういったところに無駄があったりしますので、生活コストの見直しは固定費から行うようにしてください。

ご相談頂くお客様の中にも、収入に対してあまり貯金ができていないという方がいらっしゃるんですが、そういった方々の共通点として「何に使っているか分かっていない」という方が多くいらっしゃいます。

資産が1億円以上あるとか全然気にしなくても大丈夫という方であれば別ですが、一般的な収入の方であればご自身のお金の使い先は把握されておくほうが宜しいかと思います。

老後準備③
「資産運用」

こればっかりはその方の資産状況に応じて提案する運用内容が変わってくるのですが、まず積立投資はマストで行なってください。
毎月一定金額を自動的に引き落として、自分の自由に使えるお金をあえて狭めるようにしてください。

プラスアルファで余裕のある方は、その一部を一括投資して効率的な運用を行うように心がけましょう。

『最低限のお金の勉強をして、生活コストを見直してから、余裕資金を運用に回す』
この3つを継続的に行うことで老後の資産状況というのは大きく変わっていきます。

最初はあまり変化は見られませんが「塵も積もれば」という言葉の通り、継続することで豊かな老後生活に近づいていくと考えています。

専門家への相談という選択は?

最後にポジショントークになってしまうかもしれませんが、私に相談されるお客様の多くの方々が、先ほどの貯金の例で言うと資産が多い右側の方が多くいらっしゃいます。
こういった方々の特徴として、専門の分野に関してはその専門家に相談するという傾向があります。

だからといってネットで運用するなと言うつもりはありませんが、自分で今から勉強する場合、それ相応の時間がかかってしまうことは避けられません。
資産家の方たちというのは、お金に対してもそうですがそれ以上に時間に対してのコストを意識されます。

例えばですが自分が病気になった場合、それが大きい病気であればあるほど専門家のお医者様に相談に行きますよね。
自分で医学をイチから勉強して独学で治療します!という人はほぼ皆無なわけです。
これは税金のことであれば税理士、法律のことであれば弁護士、すべて同様のことと考えています。

資産家の方というのは「どの医者が優秀なのか」「どの税理士に頼むのがベストなのか」その専門分野を勉強するよりも、どの専門家に任せるべきなのか、人として人間性を見ることに注力されている傾向があります。

資産運用に関しても、そういった専門家を頼る方が多少コストはかかりますが、時間的には近道だったりする場合がありますので、私に限らずいろんな人を見た上で専門家に頼るという選択肢も50歳・60歳からの資産運用では検討されても宜しいかと思います。

まとめ

60歳の貯金額は、貧しい人と豊かな人の格差がどんどん開いている状況です。
この格差は資産を運用に回しているのか回していないのかという違いが大きいです。

今からできる老後準備まとめ
POINT
お金の基本を勉強する

書籍や専門家のYouTubeを見て最低限の事を勉強しましょう。
そうすると運用に関する詐欺などにひっかかる可能性はかなり低くなると思います。

POINT
生活コストを見直しましょう

固定費から見直して、何に使っているかわからないという支出はできるだけ減らすように心がけましょう。

POINT
余裕資金を投資に回しましょう

初心者の方はまず積立投資から天引きすることで強制的に資金を運用へと回します。
そしてまとまった余裕資金がある方は、出来る範囲からで一括投資にも挑戦しましょう。

最初は小さいですが継続することで大きな結果へと繋がります。健康でなおかつ楽しい老後人生が送れるといいですね。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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