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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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50代以上が購入してはいけない金融商品4選

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「50代以上が購入してはいけない金融商品4選」
というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 投資する金融商品をあまり理解していない方
  • 銀行や証券会社から勧められる金融商品が不安な方
  • 担当者から勧められるがまま投資している方

あなたは金融商品を購入される際、商品内容をしっかりと理解してから購入されていますか?
「当然でしょ」という方もいれば「あまり理解していないけど勧められたから購入した」というように様々なお客様がいらっしゃいます。

私もお客様に「100%商品を理解してください」とは言いませんが、最低限「何に投資をして」「どういった仕組みで利益を上げる商品なのか」は、おおまかでいいので把握しておく必要はあるかと思います。

そうは言っても私の経験上、担当者との関係性によっては「商品選びから全て担当に任せている」という方も一定数いらっしゃいます。
今回お話しする商品に関しては、いくら担当者と関係性が良くても購入にあたっては「慎重に検討すべき商品」を4つご紹介します。今後の銀行、証券会社とのお付き合いの参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

購入してはいけない金融商品
第4位「新発売の投資信託」

投資信託に関しては問題ないのですが、「新発売」の投資信託には注意してください。
なぜ新発売の投資信託はダメなのか、詳しい理由については以下の記事で解説しております。

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投資信託というのは、ファンドと呼ばれる運用会社の運用の上手さが成果となって表れます。
販売されてから時間の経っている投資信託は過去の値動きだったり、どれくらいの大きさで上下動するのか販売実績をさかのぼって確認することができます。

それに対して、新発売の投資信託はその運用会社が上手いのか下手なのか実績が無いのでわかりません。

よく勘違いされるのですが株式で言う新規上場株(IPO) などは新発売であることにメリットがあるのですが、投資信託に限っては新発売であることにメリットは特にありません。この点はご注意ください。

ですので投資信託をご購入される際は新発売のものではなく、最低でも3年以上運用実績のある投資信託を選ぶようにしてください。

購入してはいけない金融商品
第3位「信用取引」

「金融商品ではない」というツッコミは置いておいて、信用取引に関しては意見が分かれる取引だと思います。

簡単に説明すると、信用取引というのは証券会社によって細かい部分は違うのですが、だいたい預けている金額の3倍の金額まで取引出来るようになる制度です。

今ある資金以上に金額を大きく取引できる分儲けも大きいですが、損失も大きくなります。
慣れている方がリスクを承知の上で取引するのは問題ありません。

あとは金銭的に余裕のある方であれば、損したとしても生活に困ることはないと思うので、お好みで行っていただければと思いますが、「老後資金もそんなに余裕があるわけではない」「堅実に増やしていこう」という方には信用取引はお勧めしません。

経験のある方はよくご存知だと思いますが、信用取引には大きい金額で取引できるという良い面もあればいくつかのデメリットもあります。

それは購入から半年で期日(満期)が訪れ、一旦決済をしなければならないという点。
そして一番のデメリットは大きく下がった時「追証」が発生するという点です。

信用取引では株や投資信託など投資している商品の価値が下がると、その担保として一定金額追加で入金しないといけません。それが「追証」です。

現物取引とは違い、信用取引は金利もかかってきますので長期投資には向いていません。
もちろんうまく活用できれば大きく儲けることもできますが、減らないことを最優先に考えるべき50代以上の資産運用では必要ないと考えていますので第3位としました。

購入してはいけない金融商品
第2位「仕組債」

仕組債はネット証券で取引されている方はほとんど触れる機会はないと思いますが、対面型の金融機関では個人のお客様でも提案されています。

普通の国債や社債とは違い、金融機関が色々な仕組みやオプションを掛け合わせて組成する債券を仕組債といいます。
様々な種類の仕組債があり、一概に全部ダメとは言えないんですが基本的には個人の資産運用では必要ないと考えています。

皆様には覚えておいてほしいのですが、金融商品は複雑になればなるほど手数料は高くなりますし、そういった仕組みをつければつけるほどリターンが上がるんですが、それ以上にリスクも上がっています。

商品の複雑さ、手数料の高さ、リスクとリターンのバランスを考えて今回は第2位です。

購入してはいけない金融商品
第1位「新興国債券」

個人的にはこれが圧倒的に買ってはいけない商品です。
ただ今回ご紹介した4つの商品の中でも一番持っている方が多いのもこの商品なんです。

商品の説明をすると債券を新興国通貨建てで発行している商品です。
この”新興国通貨建て”というのが曲者なんですね。

言ってしまうと、ブラジルレアル・メキシコペソ・トルコリラ・インドルピー・南アフリカランドなど、米ドル以外の通貨でよくわからない国の通貨の商品はまず購入しないことをお勧めします。
ただ「理由もなく購入するな」では筋が通りませんので、新興国債券の商品性も含めて説明します。

「新興国通貨建て」という欠点

例えばブラジルの通貨:レアル建てで発行されている債券などは、毎年7~8%ぐらい金利が受け取れます。
但し、注意なのが「ブラジルレアルで7%」です。日本円とレアルの為替が変動すれば、レアルから円に交換した時に7%受け取れるとは限りません。

また債券自体もをブラジルレアルで購入するので、元本自体も為替に影響されます。満期に気になれば単価100で償還されますが、それも為替の影響を受けます。

つまり「定期的に受け取れる金利も、満期で償還する元本も為替動向によって大きく変動する」という事です。

ここで多くの方が陥りやすいのが、金利の高さに魅力を感じて為替の変動を軽視してしまうという点です。

具体的に話すと、先ほども例に出したブラジルレアルですが
「毎年7%も金利が出るんであれば5年持てば、7%×5年で合計35%の金利がもらえます」
こう聞くと一見魅力的に感じます。
ただリスクとして為替が35%以上の円高・レアル安になってしまうと為替で損します。

この為替が変動するという点に関して、そこまで気にされない方が多いのですが、新興国通貨や先ほども言ったようなブラジルレアル・メキシコペソ・トルコリラ・インドルピー等の通貨は平気で30%以上変動します。

ブラジルレアルは直近5年間で約半分になっていますし、トルコリラに限っては1/3になっていて、10%以上の変動はよくある話です。

簡単に説明すると新興国通貨の金利が高いのには理由があります。
それは「インフレ率が高いから」です。

例えばトルコでは毎年物価が1割上昇しています。
物の値段が毎年1割上昇するということは、お金の価値が毎年1割下がっているという風にも言えます。
100リラで購入できたものが来年110リラになるということですね。
ですので、それを抑えるために高金利にしているというのが背景にあります。

これに関しては少し複雑ですので「新興国は毎年お金の価値が下がっている」というふうに理解していただければ結構です。

そして為替変動の大きさのほかに、この商品が買ってはいけない金融商品第1位である理由があります。

手数料が高く換金しづらい

その理由は「手数料が高く、なおかつ換金しづらい」という点にあります。
こういった新興国通貨は手数料がかなり高く、円から交換する際に為替手数料が発生します。

たとえば、金融機関で円からレアルに通貨を移すだけでも為替手数料が3%以上かかってきます。
しかも最後にはまた円に戻さないといけないので、円からレアル・レアルから円という往復で6パーセント以上かかってしまいます。

そして債券は株とは違って、市場で売れないので、途中で売却する際は買ってくれる相手を見つける相対取引というものになります。そこでもまた手数料が大きく引かれます。
これが手数料の高い理由です。

もし金融機関で新興国債券を既に買ってしまっていて、現状含み損という方には少し酷なお話ですが、その債券を途中で売却しようと思った際、今の評価額からさらに手数料諸々込みで3~5%くらい引かれると考えておいた方がいいです。

じゃあだからといって「満期まで持っておけば報われるのか」と言うと何とも言えないのが新興国債券なんです。

  • 変動が激しい
  • 手数料が高い
  • 途中売却しづらい

こういった理由で新興国債券の購入はくれぐれも控えることを推奨します。

本当にリスクを理解した上でお客様の意思で投資されているのであれば何も言いませんが、大半のお客様は「これがいいと勧められたからという理由だったり、メリットばかりを見てしまった」がためにリスクも手数料も高い商品を購入してしまっているということがあります。

もうすでに購入してしまった方に関しては、その方の状況に応じたアドバイスになるので一概には言えないのですが、傷が浅いうちに手放した方が良いと個人的には考えています。

また今回お話しした4つ以外の商品でも「よく分からない」「全く理解できない複雑な商品」などに関しては手を出さないようにしてください。

少なからず私は今回お話しした商品に関しては、お客様からの強い要望がない限りこちらから提案することはありません。
もし、今後このような商品に出会うことがあれば一旦立ち止まってしっかり検討するようにしてください。

まとめ

50代以上が購入してはいけない金融商品4選まとめ
新商品の投資信託

運用実績のある投資信託にしましょう。

信用取引

ご自身の経験と資産のバランスをみて検討してください。

仕組債

商品内容をしっかりと把握した上で判断してください。

新興国債券

よく分からない国の通貨に手を出さないようにしましょう。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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