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三好 裕亮
証券パートナーズ株式会社 代表取締役
元証券マンが資産運用に関して独自の見地で情報発信しています。
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資産運用で最大効率の運用方法とは?

三好 裕亮

証券パートナーズの三好です。
今回は「もっとも効率的な運用方法」というテーマでお話しします。

この記事は、こんな方にオススメ
  • 効率的な資産運用方法を知りたい方
  • 一括投資や積立投資、どちらかしか行っていない方
  • リスクとリターンのバランスを考えて投資したい方

長期目線で資産運用をおこなう際、一括投資や積立投資など、運用商品の購入方法によっても違いがありますし、ご自身の全体の資産から幾ら運用に回すのかといった資金の出し方によっても運用成果は大きく変わります。

今回は、資金を最も効率的に回す方法をお伝えしていきます。

目次

効率的な運用方法とは

まず資産運用を最も効率的に行うためには、意識するべき重要な項目が2つあります。

それは「時間」と「投資元本」です。

まず前半では「時間」についてお話ししていきます。

時間/投資期間

これは私が長期運用をお勧めしている最大の理由になりますが、「時間をかけて運用すること」は、最も運用効率を上げる投資方法だと考えています。

時間の経過とともに世界ならびに企業が成長していくのは当然ですが、時間をかけて運用することによって「複利効果」が期待できます。

複利について大まかにお話しすると、運用によって増えた資産がさらに増えていくことを言います。

例えば、100万円が1年間で10%増えた場合110万円になりますが、この翌年さらに10%増えた場合、複利で計算すると110万円がさらに10%増えるので、2年後は121万円になります。

10%運用単利複利
元本100万円100万円
1年後110万円110万円
2年後120万円121万円
3年後130万円133万円
4年後140万円146万円
5年後150万円161万円
6年後160万円177万円
7年後170万円194万円
8年後180万円214万円
9年後190万円235万円
10年後200万円259万円
単利と複利の違い

単利の場合は100万円にただ10%を増やしていくだけですので、2年後はぴったり120万円になります。
複利で考えると121万円・単利て考えると120万円。
この1万円の差が時間とともにどんどんと大きくなっていきます。
10年後で比べると顕著です。これが複利の効果です。

この複利の効果を得るために、一番重要なのが「時間をかける」ということになります。

「時間をかける」を、より具体的に説明すると「なるべく早く運用を始めて、なるべく長く運用を続ける」ということになります。
これが時間における最も効率的な運用方法になります。

では早く始めて長く続けるというのは分かったと思いますので、具体的にどのように行動するべきか解説していきます。

なるべく早く、なるべく長く

まず、なるべく早くということなので、現段階で運用していない方は、今すぐ証券口座を開いて運用の準備に取り掛かりましょう。すでに運用を始めている方はこの点は問題ないですね。

そして、なるべく長く運用するという点においては「定期売却」というサービスを利用します。

このサービスはSBI証券や楽天証券などで活用できるのですが、保有している投資信託を一括に売却するのではなく、あらかじめ設定した金額を、毎月数万円ずつコツコツと売却することができるサービスになります。

このサービスを活用することによって、自分の生活に必要な金額だけ取崩して、まだ使わない金額に関しては運用資産として残すことが可能になります。
そうすることにより、なるべく長く運用を続けることが可能になります。

具体的なシュミレーションでお伝えすると、もし仮にあなたが1000万円持っていて、これを65歳から85歳までの20年間取り崩したと考えます。

1000万円を20年間で取り崩した場合
1000万円を20年間で取り崩した場合

1000万円を何もせずに20年間取り崩しただけであれば、単純計算毎月41,000円を受け取ることができます。
1000万円を20年間(240ヶ月)で割っただけです。

しかしこれを運用しながら取り崩した場合、大きな金額の差が生まれます。

1000万円を運用しながら20年間で取り崩した場合
1000万円を運用しながら20年間で取り崩した場合

例えば、7%で運用しながら取り崩した場合、毎月77,000円を受け取ることができます。
グラフを見ていただければわかる通り、運用しながら取り崩しているので資産の減り方も緩やかになっていますね。

1000万円を20年間で取り崩した場合
1000万円を20年間で取り崩した場合
1000万円を運用しながら20年間で取り崩した場合
1000万円を運用しながら20年間で取り崩した場合

今回お話しした例では月々約3万円ほど差が開いており、合計金額で言うと20年間で約850万円の差が開いています。
ですので運用を辞める際も一気にスパッとやめてしまうのではなく、必要な分だけ徐々に崩しながら運用をやめていくというのが最も効率が高い運用方法になります。

続いては「投資元本」についてのお話です。

投資元本

資産運用において、いくら投資に回すのかというのは非常に重要な項目です。
結論を先に言うと、投資元本は大きければ大きいほど資産運用では効率的と考えられます。

ただしこれは相場が右肩上がりという想定での場合です。こちらもチャートを使ってご説明していきます。

例えば、1200万円すでに保有していると想定します。
この1200万円を『一括で投資する方法』と『毎月10万円、1年間にすると120万円を10年間積立投資する方法』どちらの方が効率的なのか?投資結果を見ながらご説明していきます。

毎年5%ずつ相場が上昇するという想定で1200万円を一括投資した場合
毎年5%ずつ相場が上昇するという想定で1200万円を一括投資した場合

例えば毎年5%ずつ相場が上昇するという想定のもと1200万円を一括投資すると、運用資産は10年後1976万円になります。

同条件で毎月10万円を10年間積立投資した場合
同条件で毎月10万円を10年間積立投資した場合

一方の毎月10万円を10年間積立投資した場合、運用資産は10年後 1552万円になります。

同じ10年間の運用で、なおかつ投資元本は1200万円にもかかわらず、投資結果に400万円もの差が開きます。

毎年5%ずつ相場が上昇するという想定で1200万円を一括投資した場合
毎年5%ずつ相場が上昇するという想定で1200万円を一括投資した場合
同条件で毎月10万円を10年間積立投資した場合
同条件で毎月10万円を10年間積立投資した場合

なぜこのような差が開いてしまうのかと言うと『積立投資』の場合は投資初期の頃に運用に回っている金額が小さいため、相場の上昇を受ける金額が小さくなってしまいます。
その結果が10年後400万円という差になって現れます。

ですので、まとまった資金がある方に関しては、ある程度の資金を初期段階から運用に回した方が運用効率は良くなると考えられます。

ただしこの考え方は先程もお伝えした通り「相場が右肩上がりになる」という想定のもとでの考え方になります。

今までは米国株並びに全世界株式は長期的に上昇の推移をしており、今後もその流れは続いていくと私は考えていますが、それが将来も必ず想定通りに上昇していくとは限りません。
もしかすると明日リーマンショックのような大暴落が起こる可能性もゼロではありませんし、一括で投資してから長期間相場が低迷するという可能性も全く否定はできません。

一括投資のメリットは上昇の恩恵を最大限受けられるという点にありますが、一方、下落時のマイナスも大きく受けてしまうというところがデメリットになります。

それとは対照的に『積立投資』は上昇の恩恵を”大きく”受けることはできませんが、メリットとして下落時にも安いところで購入し続けるので、購入単価を下げることが可能となります。

ですので「投資元本」の結論としてはある程度まとまった資金で運用しながら、下落時に備えて積立投資も組み合わせるというのが資産運用における効率的な資金管理だと考えています。

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もちろん歴史的に株式市場は一時的に下落しても必ず戻ってきましたので、含み損を大きく抱えても全然気にせずホールドしておくという方は全力一括投資でも構いませんし、本記事のタイトル通り最も効率的な運用という点では論理的には一括投資が答えになります。

ただ実際に投資してみるとそんな風に割り切れる訳ではありませんし、相場が下落した場合に多くの方は精神的にも耐え難いことと思います。

ですので「投資元本」に関する最終的な答えとしては、まとまった資金があるのに積立投資だけというのは非効率です。
その一方で、まとまった資金を全力一括投資というのもリスクが大き過ぎます。

その方の資産や収入状況・運用期間にあわせて一括投資で気持ち多めに運用して、プラスαで積立投資で下落時のカバーをするという運用方法が運用効率の観点からは折衷案になるかと考えています。

まとめ

長期投資で効率的な資産運用するには意識するべき項目が2つあります。
それは「時間」と「投資元本」です。

時間については「なるべく早く」そして「なるべく長く」運用し続けることを意識しましょう。
具体的には資産運用に早く取り組むこと、そして資産を取り崩す時期になれば定期売却サービスを利用し、必要な分だけ現金化していくようにしましょう。

そして2つ目の投資元本については、長期的に上昇すると考えるのであれば一括投資の方が効果的です。
ただ将来的な下落相場に備え、毎月の積立投資と合わせて継続的に取り組むようにしましょう。

三好 裕亮

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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